【2017/02/24】中国の天然ガス新政策が相次ぎ発表 システム改革を実施へ

情報源:新華網

日時:2017年2月24日

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『経済参考報』の記者によると、「天然ガス利用推進の加速化に関する意見」(以下、意見)はすでに意見公募が終わり、間もなく発表される見通しだ。河北省、河南省、山東省などの地方政府も相次いで、天然ガスを含む価格改革指導意見や天然ガス利用発展計画を立案 発表している。
中国では大気汚染の防止・解消が厳しく、エネルギーシステム改革も控えるなか、今年は天然ガスに関する新政策が集中的に発表される見通しだ。政策は以前に比べ天然ガス改革措置に重点が置かれ、2017年は天然ガス価格基準の整備、石炭から天然ガスへの移行準備、石油から天然ガスへの移行に関する補助と税制優遇策、重慶市 江蘇省 上海市 河北省などの石油天然ガスシステム改革試験の奨励などが検討される。
高効率クリーンエネルギーとして天然ガスの魅力はかつてないほど大きくなった。公式統計によると、経済成長の減速や価格優位性の後退などが影響し、2014年から中国の天然ガス消費量の伸びは大幅に下がり始め、2015年には10年ぶりの低水準まで落ち込んだ。2015年の2度にわたる価格改革や、石炭から天然ガスへの移行の取り組みが開始によって、2016年の天然ガス消費量は2240億立方メートル前後に上り、9.3%伸びた。
計画によると、「第13次5カ年計画(十三五、2016-2020年)」期間に天然ガスは消費量が3600億立方メートルに上り、一次エネルギーに占める割合が10%に達する見通しだ。政府関連部門や業界関係者は、目標実現の難易度は比較的大きく、相当な努力を要するとの見方を示している。「困難は困難だが、今は経済が底打ちから回復に向かっており、環境保護と改革措置を中心に一連の政策が実施されれば達成できるだろう」。中国都市天然ガス協会の遅国敬秘書長は記者にこのように話した。
「意見」はそのなかの一つとなる。内容を見ると、都市ガス、工業用ガス、ガス発電、交通燃料の4大分野で天然ガスの大規模な高効率利用を加速するほか、ガス管網がカバーしていない地域ではLNGを使った分散式エネルギー応用試験を行う。また、石炭から天然ガスへの移行を環境保護評価の対象項目とし、風力と天然ガス、太陽光と天然ガスの相互補完を通じて、天然ガスと再生可能エネルギーの一体的発展を促進する。
中国政府はここ数年にわたり、各地方政府によるエネルギー構造の合理化と大気汚染の防止 解消を促進してきた。関連部門は7つのグループを組織し、省エネルギー 排出削減、天然ガス利用などの現状を監督 調査しており、なかでも北京 天津周辺の河南省、山東省、河北省、山西省などでは今年、「石炭から天然ガスへの移行」に関する強制措置が打ち出される可能性がある。

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