【2017/04/13】中国の石炭消費、年々減少=3年連続、二酸化炭素も抑制

情報源:SPC チャイナーディリー

日時:2017年04月04日

記事ポイント:

中国の石炭消費量が3年連続で減り、昨年のエネルギー起源の二酸化炭素(CO2)排出量が微減となる見通しであることが分かった。国家気候変動戦略研究・国際協力センター(NCSC)の李俊峰教授ら複数の関係者が2日までに明らかにした。チャイナ・ウオッチが伝えた。

中国はパリ協定で「(2030年前後にCO2)排出量を削減に向かわせる」との目標を掲げる。李教授は目標の前倒し達成は「十分可能だ」と述べ、「(日本など)他国も目標の深掘りに努力するべきだ」と指摘した。

李教授らによると、中国の16年の石炭消費量は前年から4%超減少して38億トン弱の見通し。13年の約42億トンをピークに3年連続で減った。政府は17年以降も石炭生産や消費を減らす方針で、中国の石炭消費はピークを越えた可能性が高い。

石炭消費は減ったが、経済成長に伴ってエネルギー消費が増え、16年のCO2排出量は前年比で微減となる見通し。ここ4年は排出増に歯止めがかかった状況だという。国内総生産(GDP)当たりのCO2排出量は前年比5%減だった。

中国政府は今後も再生可能エネルギーや天然ガスの利用を増やして石炭消費を削減する方針。16年に62%だった全エネルギー消費に占める石炭の比率を、17年は60%前後に下げる目標を掲げる。

李教授は「中国国内では、30年よりどれだけ早くCO2排出量を削減に向かわせることができるかが議論になっている」と指摘。また「30年までにGDP当たりのCO2排出量を05年比で60~65%減らす」との別の目標の前倒し達成は確実だとの見方も明らかにした。

記事内容:中国の石炭消費、年々減少=3年連続、二酸化炭素も抑制