危険化学品生産建設プロジェクト安全リスクコントロールガイド(試行)が正式発表

危険化学品生産建設プロジェクトの安全リスクコントロールを指導して規範化させ、源からの参入許可を強化するため、応急管理部、国家発展・改革委員会、工業・情報化部と国家市場監督管理総局等の4部門が22日に『危険化学品生産建設プロジェクト安全リスクコントロールガイド(試行)』を正式発表した。

当該ガイドの抜粋:

① 『ガイド』は、危険化学品生産建設プロジェクトのコンサルティングサービス、安全審査、安全施設建設、試生産、安全施設施工・竣工などのプロセスにおける主なリスク、審査要求及びコントロールポイントを打ち出し、地方を指導して「審査方法・審査内容」の問題を解決する。

② 『ガイド』は、安全評価報告の編制、工芸技術選別、初回使用の工芸技術論証、反応安全リスク評価、プロジェクト場所選択と周辺施設の相互影響、プロジェクト依頼条件及び自然条件の影響、プロジェクト計画布局、基幹設備施設のモデル選択という8方面から安全リスクコントロールポイントを規定する。

③ 『ガイド』は、検収・生産投入、検収人員の專門能力、竣工検収の条件の3方面から竣工検収要求を規定し、新築プロジェクトの運行段階を規定し、企業が『化学工業過程安全管理指針』の該当する要素に基づき、各項目の安全リスクコントロールを徹底する。

④『ガイド』は安全施設設計及び專門文書編制、「2重点・1重大」建設プロジェクトコントロール措置、工芸及び設備設計、総平面配置、自動化コントロール及び安全計器システム、燃焼可能・有毒気体検測警告、爆発危険区域区分及び落雷防止・静電防止、建築物(構築物)の設計、消防及び応急救援施設といった13方面から安全リスクコントロールの設計要求を打ち出す。

⑤『ガイド』によると、各地は新築の危険化学品生産建設プロジェクトに対して安全面の参入条件を定め、産業計画、国家政策、地方要求、プロジェクト投資、技術・プロセス、反応リスク評価、自動化コントロールの度合いなどの方面からプロジェクト参入要求を規定する。「どのようにプロジェクトを選択するか、どのようなプロジェクトが参入許可を受けられるか」という問題を解決しなければならない。

⑥『ガイド』によると、各地は危険化学品生産建設プロジェクトの安全性に注目して審査・批准を厳しくし、審査・批准を受けずに設計と施工を行ってはならない。安全基準に達していないプロジェクトの着工を禁止し、プロジェクト審査・批准プロセスにおける安全レッドラインをしっかりと守らなければならない。